一級塗装技能士は、塗装工事において技術、知識ともに優秀な人に与えられるものですが、
私は、現在の温暖化による、気温の上昇や、ゲリラ豪雨などによる 雨漏り、地震からくる
ひび割れなど、を解決するには、一級塗装技能士の資格だけでは、完全な塗装工事を行うことが
できないと、思っています。
雨漏りの知識がない場合、塗装工事を行っても雨漏りは直りません。
一時的におさまりますが、また雨漏りがぶり返します。
ベランダにおいてもそうです。
雨漏りをしているベランダに、塗膜防水をしても、雨漏りは解消しません。
最低限、ウレタン防水が必要になります。
もちろん雨漏り診断士の免許を取得しているほうが、雨漏りに対しての知識が豊富にあります。
気温の上昇に関しては、最近では遮熱、遮断熱塗料が増えてきています。
屋根に遮熱や遮断熱塗料を使用しない方は、あまりいなくなりました。
では、どうして遮熱や遮断熱の塗装をするのでしょうか。
それは、最上階が夏涼しくなるだけでなく、塗料の劣化を抑える効果があるからです。
塗膜の劣化の一番の原因は、紫外線と温度上昇です。
遮熱塗料は、紫外線を反射して、表面温度を下げるので、塗膜の劣化が遅くなります。
皆さんが、何年持つかを気にするところですよね。
ひび割れに対しては、弾性塗料の知識が必要になります。
弾性塗料は、単層弾性、複層微弾性、複層高弾性の順に弾性効果が高くなります。
しかし、材料選択をする場合、気を付けておきたいのが、被塗装面が蓄熱性のある素材だと、
水ぶくれの現象を起こすことになります。
サイディングなどの、蓄熱性のある外壁には、不向きであるといったことです。
これらの知識は、雨漏り診断士、窯業サイディングメンテナンス診断士、外壁診断士で習うこと
なので、一級塗装技能士だけの資格では、完全な塗装工事を行うことは、少し知識不足と
考えています。
私個人の保有資格
一級塗装技能士、雨漏り診断士、窯業サイディングメンテナンス診断士、外壁診断士。
その他では、アドグリーン施工認定店、プレミアムペイント一級施工店、プロツバル施工認定店
他、
また、知識不足からくる、シャッター雨戸の塗装めくれや、破風板の塗装がめくれてしまった場合のメンテナンス
も、のちに紹介していきます。
これらも、塗装の知識が深ければ解消できます。