外壁塗装・屋根工事の屋根材について

 屋根は、外壁に比べて紫外線が当たる量も多く、非常に高温になりやすいため、外壁に使用する塗料樹脂よりワンランク高い樹脂を使用する方が、長期的なコストパフォーマンスバランスの良い塗装となります。
 弊社使用の屋根・外壁併用のエシカルSIを例に挙げると、外壁で15年の耐候性ですが、屋根では10年の耐候性となります。一般的な塗料での塗膜は、紫外線量によりチョーキングが起こり、また熱に弱いため夏場を境に劣化していきます。そのため弊社は遮熱塗料をお勧めいたします。
 塗膜は、熱に弱いので表面温度を下げる遮熱塗料は、非常に有効です。 屋根の塗料選択は非常に重要になります。

1.陶器瓦

 基本的には、陶器瓦には塗装はしません。理由は、あまり劣化しないからです。しかし、最近になり陶器瓦専用の下塗り塗料も販売されるようになり、何か目的をもって塗装を考えられる方が増えてきたように思います。
 弊社でも、2階が非常に暑いと感じる方を対象に、遮熱塗装をお勧めしています。それ以外で、塗装する意味は正直ありません(汗)。
 瓦に至っては、雨漏りと塗装は関係ありません。逆に塗装することにより雨漏りを発生させる場合があるので、ご注意ください。 (漆喰部分は塗装すると良くない場合があります)

2.モニエル瓦(セメント瓦)

 モニエル瓦の場合、色落ちする場合は塗装をお勧めしています。 理由は、セメント系の瓦の為、温度変化で割れが生じることがあるからです。ここでも遮熱塗料は威力を発揮します。 割れを防ぎ、雨漏り防止にも役立ちます。夏も涼しいので、良いことづくめです。

3.スレート瓦(コロニアル・カラーベスト)

 カラーベストの場合、下塗り材が重要です。 下塗りには大きく分けて、密着シーラーと浸透性シーラーがあります。カラーベストは塗膜が捲れやすいため、浸透性シーラーが効果的です。 また、近年カラーベストも強化されており、割れや不陸等の弊害にも効果的です。ここでも遮熱塗料は効果を発揮します。温度変化による割れを防ぐことができるからです。又温度変化による不陸も防ぎます。きっちり塗装すれば、カラーベストの割れからくる雨漏りに対しても有効です。

4.トタン屋根

 トタン屋根は金属製なので、高温になると非常に塗膜の劣化が早くなります。また、トタン屋根の高温によって2階が暑い場合は、遮熱塗料が塗装できるので、有効です。

5.ガルバニューム鋼板屋根

 ガルバニューム鋼板も陶器瓦と同じで、塗装の必要はありません。
 非常に高温となるため、もし塗装をするなら、弊社では遮熱塗装をおすすめしています。

6.アスファルトシングル

 アスファルトシングルは、砂が良く落ちるため、早めの塗装をお勧めします。アスファルトシングル専用の塗料で塗装を行いましょう。 見た目はカラーベストに似ていますが、同じ塗料は使用できませんので注意しましょう。

7.陸屋根

 陸屋根には防水、もしくは遮熱塗料を使用しましょう。遮熱塗装も可能であるため、夏の暑さを軽減したい方には、とても効果的です。

よく見る陸屋根

戸建て住宅でも増えています

 ちなみに工事種目ごとの予算目安は、以下のとおりです。

工事の種類耐候年数費用(㎡)箇所
ウレタン防水6年3,000~4,000円すべて
シート防水(ゴム)10年3,500~7,000円陸屋根
シート防水(塩ビ)15年5,000~8,000円陸屋根・ベランダ
FRP15年4,500~6,500円ベランダ

屋根の葺き替えをしなくて良い変わりに、防水工事は必要ということですね。

9.折板屋根

 折半屋根や瓦棒は非常に熱くなりやすく、塗膜の劣化が早くなるため、注意しましょう。
 実は、弊社の屋根も折半屋根の為、夏場の2階は地獄の暑さでしたが、遮熱塗装をしたところクーラーを使用すことが少なくなりました。 昼間はクーラーを使用しますが、夜はほとんど使用しなくなりました。遮熱塗料を塗らない理由がありません!

大きな空間を持つ建物の屋根には最適な屋根とも言えるでしょう。

 以上が、いろいろな屋根材についてでした。私たちしょうざき塗装のように、長年塗装工事を行っていると、どうしても、次の塗替え時期になると「屋根はもうそろそろ交換したい…」という意見も出てきやすいので、屋根の交換なども行っております。

 塗装工事でメンテナンスできるのか、屋根の葺き替えをしたほうが良いのかも、無料診断をさせていただきますので、以下よりお尋ねください。


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