大きく分けると、外壁は3種類に分類されます。
今回は、モルタル壁について説明します。
昭和のころは、和風建築がはやりモルタル壁での施工が大半を占めました。
屋根も、瓦屋根、純和風建築のおたくは、まだまだ立派なお宅が多く
改修工事により、蘇る事が出来ます。
さて、モルタル壁の長所ですが、
外壁が熱を持ちにくく、(サイディング壁に比べ)塗膜の劣化が遅い。
和風建築の外壁によく使われる。
室内の温度変化が少ない。
瓦屋根の場合が多く、土がのることで、最上階が夏涼しい。
サイディング壁より、室内が静か。
短所
ひび割れしやすく、ひび割れによって雨漏りしやすい。
昔からの工法で、ラスとの密着が悪い場合や、モルタルが薄い場合ひび割れが起こりやすい。
掻き落とし壁や、刷毛引きの壁などは、塗装していない為、劣化が激しい。
腕の良い左官職人の減少により、最近新築する所が減り、コストもかさむ。
内部結露が発生する。(塗装には影響ないが、内部の木材を腐らせる)
塗装する場合は、弾性塗装がオススメです。
単相弾性、複層弾性、高弾性があります。
又、複層弾性で、内部結露をおさえる遮熱、遮断熱塗装もオススメです。